この記事で解決できる悩み
- USCPA(米国公認会計士)試験の当日の持ち物は?
- 試験当日はどんなことに注意すべき?
USCPA試験当日に手続き関係で受験できない、なんてことがないように当日の持ち物や注意点を見ていきましょう。
試験当日、ぜったいに「あれ」だけはやらないでください。
試験当日にやってはいけない「あれ」
- 試験開始時間ぴったりに試験会場に行かない
- 試験会場には遅くとも試験開始時間の30分前にかならず到着する
上記以外にも留意点はいくつかあります。
本記事を読んでおくことで、あせることなく、直前の勉強に集中でき、スムーズに試験にのぞめます。
本記事の信頼性
- 「USCPA受験の疑問に答えるブログ」管理人
- USCPA(米国公認会計士)試験に6回不合格、10年挑戦して全科目合格を達成
- 米国BIG4勤務経験あり
- 米国会計大学院卒
目次
試験当日持ち物チェックリスト
必須の持ち物
- パスポート
- 印刷したNTS(受験票)
この二つがないと絶対に試験を受けさせてもらえません。
パスポートは有効期限内であること。
NTSは必ず印刷したものを持っている必要があります。
NTSはスマホでデータを提示するだけではNG。というのも公式で ”must bring a valid hard copy of their Notice to Schedule”と指示しています。
試験当日にこの記事を見て、まだ印刷してない人は、まずは落ち着いてセブンイレブンのスマホアプリ「ネットプリント」をダウンロードしましょう。
またパスポートとNTSの名前の表記(英字のつづり)が同じでないといけません。
もし試験当日になって、パスポートとNTSの名前の表記がちがうことに気づいた人は、いったん落ち着いて、2つ目の身分証とNTSの名前の表記がおなじか確認してください。2つ目の身分証で受付をパスできるかもしれません。
準必須の持ち物
- Confirmation Numberが記載されたEメール
- 2つ目の身分証明書
必須の持ち物とは限りませんが、私は全ての試験でかならず上の二つも持っていくようにしていました。
プロメトリックで試験予約を済ませると、メールでAppointment Confirmation(試験予約完了の通知)が届きます。
ここにConfirmation Number(試験予約番号)が記載されています。
プロメトリックのスタッフがConfirmation Numberを見て受付手続きを進めることがあるので、Appointment Confirmationは必ず印刷して持っていきました。
ただこれは公式には必須の持ち物と明記されていません。
にも関わらずアメリカの会場ではなぜか必ずこのAppointment Confirmation(予約完了直後に来る通知)またはAppointment Reminder(試験日数日前に届くリマインド通知)の提示を求められました。
ちなみに、日本の大阪会場ではAppointment Confirmation/Reminderを提示する必要はありませんでした。
また、2つ目の身分証とは運転免許証やそれに準じる身分証です。
しかし2つ目の身分証を要求されたことはわたしは一度もありません。
万が一、NTSとパスポートの名前の表記(英字のつづり等)が違っている場合、2つ目の身分証でトライしてみても良いかもしれません。
またコロナ禍であれば、マスクはかならず着用、発熱チェックはクリアする必要があります。
試験会場での注意点
受付時間
試験開始時間よりどんなにおそくとも30分前に会場で受付を済ます必要があります。
わたしはいちど、試験開始の予定時間の5分前に到着し、受付をしてもらえませんでした。
試験料は、泣く泣く没収となりました。
ちなみに公式では15分~30分前と明記されています。
絶対にやってはいけないこと
- 試験開始時間ぴったりに試験会場に行かない
- 試験会場には遅くとも試験開始時間の30分前にかならず到着する
会場までの道順チェック|とくに地下鉄の出口
東京と大阪の会場エリアに不慣れな場合で、かつ電車(地下鉄)を利用する方は、地下鉄の出口に注意してください。
とくに東京の地下鉄の出口は無数にあるので、出口を間違えやすいです。
出口を間違えると、5分~10分平気で時間をロスしてしまいます。
ベストは前日にロケハン(試験会場の下見)すること。
宿泊先のホテルから、タクシー利用ではなく、地下鉄を利用するという場合、前日にホテルから会場までの道順を実際に確認することがおススメです。
ちなみに試験開始時間の前だおしは可能。
わたしは試験開始時間の1時間前に到着し、そのまま試験をスタートすることができました。
逆にいうと、早めに試験会場に着いた場合、トイレや直前対策の前に受付してしまうと、あれよあれよという間に試験がスタートしてしまうかもしれません。
たぶんプロメトリック側としては受付が済んだらさっさと試験を開始してほしい、ってのが本音だと思います。
試験前に直前対策や腹ごしらえしたいと思っている場合、受付に向かうのは準備ができたあとの方が良さそう。
ロッカー
試験ルームに持ち込めるアイテムは限られるので、ロッカーにいろんなものをつめることになります。
ロッカーはそこまで大きくありません。
すこし大きめのリュックがギリギリ入るかな、くらい。
キャリーケース、スーツケースはスタッフにあずかってもらうことになります。
受付を済ませたあとや試験中の休憩はこのロッカーからノートやらお菓子やら出し入れしていました。
服装
厚手の上着を着たまま試験を受けることができません。
ジャケットやコート、ダウンといった厚手の衣類はロッカーに入れることになります。
シャツやトレーナーといった薄手のものは試験中に脱いでも注意はされませんでした。
わたしは長袖ヒートテックのうえにシャツを着ていましたが、試験の序盤に暑くてシャツを脱ぎました。
腕時計をしたまま試験はできません。
試験中のメモ用具
試験ルームに案内されるときに、メモ用のマジックペンと薄いラミネートボード、または紙と鉛筆を支給されます。
アメリカでの試験はすべてマジックペンとラミネートボード、大阪会場では紙と鉛筆でした。
電卓も支給してくれます。
スタッフが忘れていたのでわたしから「電卓かして」と言ったこともありました。
試験中のポイント
USCPA試験は4時間の長丁場ですが、休憩を取るタイミングが4回あります。
試験は5つの章(テストレット)で構成されており、各テストレットの間に休憩を取ることができます。
テストレットの間はいつでも休憩は取れますが、テストレット3と4の間以外は持ち時間である4時間の時計の針が休憩中も進みます。このことは注意して下さい。
テストレット3が終了したタイミングの休憩だけはタイマーが15分間停止します。
試験前日のポイント|試験会場の住所を確認
試験の数日前にあなたは試験会場の住所をいま一度確認することでしょう。
すると、プロメトリックからEメールで届いているAppointment Reminderの一番うえにデカデカと御茶ノ水の住所が。
あれ??おれ大阪会場を予約したはずだけど??と焦ります。
だいじょうぶです、それはプロメトリックのオフィス住所を記載しているだけで、試験会場はその下に記載されています。
”Prometric Test Center”の下に書かれた住所が試験会場です。
プロメトリックの日本本社の住所(東京会場の住所)がまっさきに目に飛び込んでくるので、大阪会場を予約した受験生は一瞬びびります。
まとめ
試験当日の持ち物はパスポートとNTSが必須。
NTSは印刷して持っていくべし。
またパスポートとNTSの名前が同じでなければいけません。
試験会場には必ず30分前に着くべし。
私は15分前に着こうとしましたが、10分遅れ、つまり試験開始5分前に受付に着きましたが受験を断れましたか。この過ちをみなさんはやってはいけません。
前日に試験会場の道順を確認をしましょう。特に都内の地下鉄の出口間違いで10分ロスは余裕です。